お久しぶりです。
年明けから、家探しに明け暮れ、ようやく引っ越しが出来ました!
(ですが、引っ越したものの、新居へのインターネットと電話回線の移設がまだ処理してもらえず、軽く数週間経過しているという恐ろしい事実)
さて、メキシコの「住宅用物件」と不動産屋さんのお仕事ぶりってどうなのよ?という話題です。
日本では、ほぼ100%不動産屋さんを通しての賃貸契約ですが、メキシコは半数以上が個人契約。空き家に「Se Renta(貸家)」と電話番号などが書かれているのがよく目につきます。
だいたい引っ越しを考え始めたら、住みたい地域をくまなく車などで巡り、空き家を探して連絡して中を見せてもらう、で、気に入ったら契約、ということになります。
その他は、新聞の住宅欄に、地域名、間取り、家賃、連絡先などが書かれていて、そこに連絡して、という手順。
最近ではインターネット上でのやり取りも多くなってきています。
物件探しの旅
私が狙って探していたのは、2−3ベッドルーム、一軒家、駐車スペースありの$6500ペソ(日本円にして42000円ほど)までの物件。広ければ広いほどありがたく、ぼろくなければ古さは問題ではない、できればクロゼットがたくさんあるとうれしい、というもの。 そして場所的にも仕事をしている区域に近いところ。。。いくつかの不動産屋に直接、上記条件を提示してみたけど「ありませんよ、そんな物件!$8000はします!」と笑われる始末。でも、個人契約を探すと、わりと出てくる。 さあ、見て行きましょう。 大通りはバスや大型トラックなども多いのでほこりや騒音、そして見知らぬ人が多く通るので治安面でも不安。 メキシコの家探しで痛感したのは、そのセキュリティが大事だ、ということ。 通り一本隔てて治安の程度が変わってくるので、ほんの少しの家賃の差でも安全な方が良い。駐車スペースもゲートがついているのが望ましい。それか、コトと呼ばれる、一区画すべてがゲートで区切られていて、車も歩行者も内部の住人が門を開けてくれるか、専用のコントローラーで門を開けるかしないと入れない仕組み。これ、安全。ただし、そのコトの住人の質が悪ければそれまで(よくある話です)。 |
鉄格子の窓って。。。
望ましいのは、2階の窓(つまり、家のすべての窓、ですな)や、洗濯物干しスペースの中庭も上に鉄格子がついている事、もしくは人が入れないようになっていること。 日本の家ではあまり考えられない事ですが、でもメキシコ。そこはしっかり押さえないと行けません。 |
玄関はないけど。。
日本の家のように、玄関というスペースはなく、大抵がドアを開けたらサラと呼ばれるリビングスペース。ここにソファーセットや飾り棚などを置いてゆったりとします。
キッチンはほぼすべての場所でオーブン付きの4−6口コンロがついており、広々しています。ええ、オーブンはデフォルトです。 洗濯物をするスペースが中庭として設けられていて、洗濯機とシャワー用のボイラーがたいていここに置いてあります。狭いながらも、乾燥した外気に触れられるので、洗濯物はすぐに乾きます。
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風呂がない風呂場。。。
問題はバスルーム。このコラムにも3年前に書きましたが、メキシコの家庭で風呂桶、湯船があるところはほんの数パーセントにしかすぎず、この物件探しのクエスト中、15軒見て湯船があったのはたった1軒!しかもその一軒は希望の区域外だったので泣く泣くお別れしてきました。 ベッドルームが2−3室だと、一軒にバスルームは1.5カ所。 なによ、その1.5って。 こちらでは、シャワー(と湯船)とおトイレのセットで1バスルーム、という数え方をします。なので、おトイレだけ、というのは0.5という勘定。 二階建ての場合、大抵がベッドルームのある2階に1バスルーム、1階にトイレのみ、という作り。日本だとおトイレが2カ所って贅沢ですよね!でも、これ、慣れるととても便利。お掃除が倍になるのは仕方ないけど。 |
ここまでは物件のお話。
次回、どのように契約して、そのときにどういう問題が発生して、どのように最終的に獲得したか!という苦労話をお聞かせしましょう。
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